テキストサイズ

雪の華~Memories~【彼氏いない歴31年の私】

第3章 LessonⅢ 悪意ある噂

 すぐに右隣を肘でつついている。二人は意味ありげな視線を交わし合い、ひそひそと囁き交わした。
 左隣の子もまた何とも形容のしがたい視線で見るともなしにちらちらと輝を窺っている。
―なに、この嫌な感じは。
 輝はあくまでも受付嬢たちの反応には頓着しないふりを装った。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ