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雪の華~Memories~【彼氏いない歴31年の私】

第2章 LessonⅡ 心ときめく記念日

「き、吉瀬さんっ。それは、一体、どういう意味ですか!? 私は別に」
 と、吉瀬がさも愉快そうに笑い声を上げた。
「冗談ですよ。冗談。まったく、泣いたり笑ったり、忙しい人だ」
「私をからかったんですね」
 輝がむくれる側で、憎らしいことに、吉瀬はまだ楽しげに笑っていた。

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