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僕のこたえ

第24章 君の将来

「そうか…頑張ってくれ」


「ありがとう」


僕を一瞥し微笑み、また外の景色を眺めた。


アイツと一年離れる事を決意した君の横顔は凛として益々美しい。


僕は卒業するその日まで、その横顔を見ていようと心に決めた。


窓から熱い風が君の髪を揺らした。


高校最後の夏はもう近かった。


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