テキストサイズ

359°

第3章 高まりと迷い


「…」


ちっ、無視かよ。


オレは「はあーっ」とため息をつきながら、壁にもたれた。
貰ったCDを眺める。


《REAL AND GLAY》か…。
どんなバンドだったんだろうな…
帰ったら聴いてみるか。


CDを鞄にしまった時、エレベーターは一階に到着した。
静かだった空間は、途端に騒がしくなる。
蒼士の後を追うように、オレは店を出た。



ストーリーメニュー

TOPTOPへ