テキストサイズ

359°

第4章 葛藤と友情


「はは、わりぃわりぃ」


龍はもうひとくち吸うと、タバコを灰皿に押し付けた。


「ユキのことは…いずれわかることだ。だからそれを知った上で、彼には決断してほしいんだ」

「真面目だな、拓哉は」

「龍だって、もう中途半端は嫌だろ?」



メジャーデビューする。
それが高校の時からの、俺たちの夢だった。
メンバーは、高校の時からの同級生。
龍と俺とマサと…そしてユキ。
《REAL AND GLAY》は、そこから始まったんだ。



ストーリーメニュー

TOPTOPへ