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第4章 葛藤と友情


オレは空を仰いだ。


サラリーマンの兄ちゃんがオレの声を欲しがったのは…

声がユキにそっくりだったから…。


姉ちゃんも『そう言われてみれば似てるわね』って言ってた。


「バカだよなぁ、オレ…」


一人で舞い上がっちゃってさ…。
声が似てなきゃ、こんなど素人相手にするわけねぇよな…。


「…はあ…」



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