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359°

第4章 葛藤と友情


何度目かの溜め息をつくと、携帯が鳴った。


《どこにいんだよ?》


順平からのメールだ。
オレは《屋上》とだけ打って送信する。
5分後、屋上のドアが開いた。


「卓也ぁ、授業サボんなよ、ホレ」


左頬に冷たい感触がする。
それはオレの大好きなイチゴ牛乳だった。


「ありがと///」


オレは少し照れながら、それを受け取る。



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