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第5章 甘い香りとしょっぱいキス


パティシエ見習い…?
オレはなんとなくイヤな予感がした。


「菅生さんて、どんな人なんだろうね。楽しみだね」

「…うん…」


気のない返事をすると、木下は急にソワソワし出した。


「あのね、坂本くん…」

「ん?」


その時、店の扉が開く。


「うぃーっす」

「順平!」


順平と彼女のまみちゃん(久しぶりの登場)がこっちに歩いてきた。
一瞬「チッ」と舌打ちする音が聞こえる。


「?」


順平たちは隣のテーブルに座った。


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