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第5章 甘い香りとしょっぱいキス


「あたし…坂本くんの声好きだよ」

「えっ///」

「もし坂本くんがバンドやるようになったら、一番のファンになるからね!」

「…あ、ありがとっ…///」



最近の木下は積極的だ。
実行委員になってから、ずっと一緒にいるからだろうか…
距離が近くなったような気がする。



アリスの森に着くと、扉にはCLOSEの立て札がかかっていた。
扉を開くと、香ばしい匂いが漂ってくる。



「お、来たな」



奥からコック姿の菅生さんが顔を出した。



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