359°
第5章 甘い香りとしょっぱいキス
《拓哉side》
「なんかあいつ、拓哉の言うことは素直に聞くんだな」
少し口を尖らせながら、龍が言った。
「お前はからかいすぎなんだよ」
俺はハート型のクッキー生地をオーブンの皿に並べ始めた。
「なんか久しぶりだな、こうやって一緒にクッキー作るの」
「ああ、ユキにはよく振り回されたよなぁ。夜中にいきなりクッキーやケーキ作ろうとか言い出して…おかげで俺は菓子作りが趣味になっちまった」
「はは、俺もまさか龍がパティシエになるとは思わなかったよ」
「まだ見習い、だけどな」
俺は微笑しながら、オーブンのボタンを押した。
「なんかあいつ、拓哉の言うことは素直に聞くんだな」
少し口を尖らせながら、龍が言った。
「お前はからかいすぎなんだよ」
俺はハート型のクッキー生地をオーブンの皿に並べ始めた。
「なんか久しぶりだな、こうやって一緒にクッキー作るの」
「ああ、ユキにはよく振り回されたよなぁ。夜中にいきなりクッキーやケーキ作ろうとか言い出して…おかげで俺は菓子作りが趣味になっちまった」
「はは、俺もまさか龍がパティシエになるとは思わなかったよ」
「まだ見習い、だけどな」
俺は微笑しながら、オーブンのボタンを押した。