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第6章 熱意と決意



『はいは~い♪』

「あ、菅生さん、チーズケーキ追加したいんすけど…」

『追加?じゃあ~…龍って呼んでくれたら持ってってやるよ♪』

「はあ~!?またかよ、いい加減うざいんすけど!!」


忙しくてピリピリしてたオレは、電話口でつい怒鳴ってしまった。


『はは。すげー声量♪今から持ってくから、10分待ってな』


菅生さんは調子を変えることなく、そのまま電話を切った。



…ったく、あのオッサンは…




「何、キレてんだよ~。客が怖がるからやめろよな~」


クラスメイトの男子に突っ込まれて周りを見ると、みんな白い目でオレを見ていた。


「お前の声でかいから目立つんだよ」

「…」



その場にいるのが気まずくなり、オレは頭を掻きながら裏方に引っ込んだ。




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