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第6章 熱意と決意


振り返ると、その女性の隣に高藤さんの姿があった。
オレはふっと、昨日の夢を思い出す。




昨日、高藤さんの車の中でいつの間にか眠ってしまったオレ。
夢の中でもオレは、助手席で眠っていた。

そしてなぜか高藤さんがオレをジッと見つめ、頬を撫でて…





オレにキスをした。






そんなこと、
リアルじゃ絶対ありえないよな!?




でも感触はやけにリアルだったんだ…





それがあったせいか、オレは高藤さんの姿を見ただけでドキドキしてしまった。

すぐに高藤さんから目をそらすと、



「卓也くん?」



後ろから声をかけられた。





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