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第6章 熱意と決意



オレたちの前に、ギターケースを背負った蒼士が現れた。



蒼士の姿は制服ではなく、私服だ。

ゆったりとしたダークジャケットに白のVネックシャツ、チノパンツで、すっかり大人の雰囲気をかもし出していた。




くそっ…
なんかむかつく。

オレの私服なんて、
ジーンズにパーカーなのにwww





「よぉ」


オレは無愛想に声をかける。

蒼士はオレを見ると、鼻で笑った。





やっぱお前、むかつく!!





「拓哉さん、バンドバトルの受付してきましたよ」

「ああ、ありがとう。何番だった?」

「12番です、一番最後ですよ」

「トリか、悪くないな」




へー…
一番最後か…。


その時間なら、見れなくもないな…。




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