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第7章 芽生えた感情と嫉妬


オレはむかついて、目の前にあった飲み物をグビグビ飲んだ。



「…ゲホッ、ゲホッ!!…んだ、これ?!」



変な味がして、オレは思わずむせる。



「あ、それ俺のビールじゃん」

「ビール!?にがっ…」

「なんだ、卓。ビール呑んだことねぇの?しゃあねぇな、これで口直ししとけ」



そう言って顔をしかめてるオレに、違うグラスを渡す菅生さん。



「え、それ…」



オレは高藤さんが言葉を発するよりも早く、それを喉に流し込んだ。



「…」

「どうだ?うめぇだろ?」



菅生さんがニヤニヤ笑ってる。



「…甘い…けど…」



なんだ?
胸が熱い…



「ばか、龍。未成年に酒呑ますなよ」



…え?お酒だったの??



「わりわり。卓~大丈夫かぁ~?」



なんとなく、気分が良くなってきた。



「全然…大丈夫っすよ?それより早く続き見ましょうよ!」



テンション高くなったオレは、高藤さんの隣でニコニコ笑った。



「…こいつ、もう酔ってますよ」



蒼士の声が後ろからする。



「は?酔ってねーしw」



オレは蒼士にニコッと笑いかけた。
そんなオレを見て、微妙に引く蒼士。




ああ、なんだろ…
気持ちが高まって、いい気分だw

今なら何を言われても
笑って許せそうwww




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