
359°
第7章 芽生えた感情と嫉妬
ここで普段なら「離せよ!」と嫌がるはずだが…
一体どんな反応を示すかと思いきや、卓也は微動だにせず手を洗っていた。
「…へぇ…」
俺の悪戯心が顔を出す。
左手で卓也の腰を引き寄せると、右手をシャツの中に忍ばせた。
一瞬、卓也の体がピクンと動く。
ゆっくりと右手を肌に這わせ、真っ先に人差し指で卓也の乳首をつついた。
「…っ」
今度はびくん、と大きく卓也の体が反応する。
クリクリと円を描くように人差し指を回すと、
「…っ…」
体をびくつかせながら、卓也は吐息を漏らした。
乳首はプクッと浮き出て固くなる。
俺は更にそこを執拗に撫で回す。
「……んっ……」
卓也の唇から、甘ったるい声が出た。
鏡越しに見える卓也の顔は、眉間にシワを寄せながら悶えていてエロい。
ドクン、と胸が高鳴る。
俺の下半身が反応する。
「…卓也…」
卓也の反応に興奮した俺は、左手をもシャツの中に入れると、両乳首を執拗に弄りだした。
「……は、…んっ……」
卓也は体を弓のように反らし悶えまくる。
…やべぇ、
こんなに素直に反応するなんて…
…ここで犯してしまいたくなる…
俺は卓也のベルトに手をかけた。
