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放課後は保健室で2

第2章 一歩進んで三歩下がる


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「あ―もうまじ地獄だった」


「みんな凄いね、あんなたくさんの発想どっから出てくるんだろう」


HRが終わった教室で瑠璃がぐだーっと机に倒れ込んでいる。


私もあんなに腕を酷使したのは久しぶりで(勉強なんてテスト前だけですが何か?)何度かつりそうになってしまった。


「まあでもだいたい絞れたから良いじゃん?」


結が私が書いたノートの上でゆびをトントンと叩いた。

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