放課後は保健室で2
第1章 転校生×2、来たる。
傍らに置いたサイダーを一気に飲み干す。
炭酸の心地よいシュワシュワが喉を駆け下りた。
「っくああ―。うまい」
「親父かっつーの。…で?晴香の方はどうだったのよ。先生との夏休みはさ」
先生という単語に一瞬肩が跳ねた。
夏休み前の6月頃にいろいろあって私は先生と付き合うことになった。
先生というのは保健室の遥先生のこと。
一応補足しておくと、イケメンで優しくふにゃふにゃでメガネの表の顔をもつドS真っ黒エロ魔な自信家だ。
…まあ優しいとこもあるんだけど。