【BL】エロい兄貴と秘密な関係
第3章 二重人格なアイツ
「爽太君…すっごいいい子だね…」
と、嬉しそうな顔で爽太を見ている親父。
あー…騙されてる騙されてる。
「全然ですよ~
拓也の方が優しいですし」
あ、呼び捨てだ。
いいのか、父親よ…
「そんな~
爽太君がいい子で拓也も喜んでるよ」
…喜んでねーよ…
昨日襲われたんだぞ…
とは、言えるわけもなく…
「いえいえ、そんな…」
「もういいから、俺とりあえず風呂に入りたい。」
なかなか終わらないこの会話を、強制終了させた。
「なんだ?
昨日風呂入らなかったのか?」
親父が聞いてくる。
「まぁ…」
昨日はコイツのせいで入れなかったし…