【BL】エロい兄貴と秘密な関係
第3章 二重人格なアイツ
「ひどいな…
お前が言うから俺、昨日はちゃんとソファで寝たのに…」
…ホントかよ
信じらんねー…
そう思い、疑いの目で爽太を見ていると…
「拓也、帰ってるぞ」
親父がいきなり
部屋に入ってきた。
「おわっ…ビビった……はやいな…」
どうやら親父は俺が心配で朝一で帰って来たらしい。
…心配しすぎだろ…
つっても、お宅の息子さんはもうそこの変態に襲われちゃいましたけどね…
「あ、そう言えば、爽太君リビングで寝てたぞ?
ここで寝かせてあげればいいのに…」
………無理だろ。
「意味わかんねー
ここ以外にも空いてる部屋いっぱいあるじゃん
別にこの部屋じゃなくても…」
「爽太君は昨日はじめてこの家に来たんだぞ?
そんな子を一人で寝かせるなんて…」
「いやいや、逆に初対面の奴といきなり寝ろって言う方がおかしいだろ!?」
「まぁまぁ…二人とも落ち着いてください…俺は全然大丈夫なんで…」
俺と親父の言い合いを止めるように、爽太が苦笑しながら…て、
……は?
え、なにその優等生キャラ…
親父がいるからか!?