チョコレート3
第2章 浮気?それとも…
びくっ!と体が驚いた
後ろを向くと自転車に乗った涼くんだった
「なんだ、涼くんか、びっくりしたー」
「なんだって、なんやねん、冷たいなあ」
ぷーっと女の子みたいにほっぺたを膨らました
ふっ。可愛い
あ。だめだめ、私には陸がいるんだから
「家帰んの?」
「あ、あーっと、」
そうだ優衣のこと一瞬忘れてた!
優衣が歩いて行った方を振り返った
うん、いないよねやっぱり
「見失ったかー…」
「ん?なにが?」
「あ、ううんなんでもない」
しょうがない、涼くんもいるし
今日の尾行は諦めよう