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キレーな顔した狼さん。

第2章 1匹目

「うわぁっ」

いきなり吹きかけられた息に背中がゾクゾクする

「何?先輩、耳…弱いの?」

「お前!止めろって…」

「瑠樹…」

「はあ?」

「だから、瑠樹だって。お前じゃない」

「ああ?んなこと知ってるよっ、つーか早くそこを退けっ!」

「退くわけないだろ?」

「はあ!?」

「呼んで…」

「…ん?」

「だから、俺の名前呼んで?」

「はあ!?//」

「ほら、はやく」

「はやくっつったって…」
敢えて言われると恥ずかしくてなかなか名前って呼べねぇもんなんだな…

「呼ばないと…ここ退けねーよ?あと、この体勢だと理性保てねーから変な事、しちゃうかも…」

「え!?変な事って…うんわっ」

ペろ…
いきなり、瑠樹が俺の耳を舐めてきた

ペチャクチュ…ペチョ
「いやっやめっ…んっ、は…あっ」


「フフッ…感じちゃダメだろ?」
「か、感じてなんて…いやっ…ん」

耳が舌で犯されていく…
「んっ…はっあっ」

ピチョピチュ…チュっ

「う…やっう…んっ」
誰だよ!?こいつをウサギみたいだなんて言った奴!?
こいつはウサギなんかじゃねー!
ただの腹黒狼じゃねーかっ!

耳の外側を舌で下から上になぞり
内側に舌を入れなめ回し時折耳たぶを甘噛みしながら吸う

「はっ…ん」

「ヤバ…先輩、カワイ…」

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