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キレーな顔した狼さん。

第3章 2匹目

「何でっ俺なんだよ!?お前は外面いーしっ、顔なんてキレー過ぎるくらいだし…おっお前はわざわざこんな俺に付きまとわなくたって…
…向こーから…飽きるほど寄って来んだろ…」

何でかは解かんねー
…解んねーけど自分で言ってて虚しくなった

ああ、俺…ショック…うけてんのか…
何で?別に俺はこいつの事何て何とも…

「はあ?何いってんの?」

「…え?」
逆に聞き返された事に戸惑いの声をあげる俺

そんな俺に真剣な、でも少し悪戯な笑顔を含みながら瑠樹は話をつづけた

「まぁね…俺もこんなに壊れそうなぐらい人の事、好きになったり、愛しいと思ったり…欲しい何て思った事は無いよ…」

「……」
瑠樹の言葉を何1つ聞き逃さないよう
俺の全神経を耳に集中させる

「初めて汐里を見たのは入学式の時…
すんげーたくさんの女子に囲まれてるのに、ニコリともしないで無視して歩いてる汐里見て、俺とは全く逆の人だって…すげーカッコいーって思った」

「……」

「それから毎日、汐里が気になって仕方なくなった。んで、見れば見る程
汐里の色んな表情とかみれてさ…
あんなカッコいーのに笑った顔が、すんげー可愛いとか、照れた顔とか…」

「……//」

「そうそう…こーゆー顔…すげー…そそられる…
そんで、気づいたら汐里でオナってた」

「へっ!?」
あまりの急展開に思わず声が出た

「したらさ…汐里でしか興奮しなくなって…汐里でしか勃たなくなった」

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