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キレーな顔した狼さん。

第12章 9匹目


「…じゃぁ、止めちゃおっかな?」

「え…」

「確かにさっきは、止まんないっつったけど、汐里が嫌なのに無理矢理…何てさあ…」

「……」

「あれ?汐里?どーしたの??」

「…」

「汐里?汐里せんぱーい?」

「…だ」

「ん?ごめんね、先輩。聞こえなかった。もー1回言って?」

クソッ…

キッ、と瑠樹を睨みながら叫んでやった

「止めんなよ!バカ!…そーだよ!瑠樹にエッチイことされんの好きだよ!
悪ぃかよバカヤロ!!」

あー…ヤバイ…恥ずかしくて死ねる

泣きそ…

そんな俺を見て、瑠樹は一瞬目を見開いてビックリしたような顔をした

ま、ホントに一瞬だったけどな

すぐにいつもの瑠樹に戻ると楽しそうに俺に言う

「早く認めれば良かったんだよ」

チクショ…

「う、うっせ…バーカ」

「ヤバイ…ヤバイわぁー。汐里が可愛い過ぎて……どーしよ」

「可愛く何てねーよ!」

ゴリ…

え!?
な、何か硬いモノが俺にあたって…

「瑠樹…あたってる…」

瑠樹から目を反らしていうと

「あててんの」

なんて平然と返された

「あ、あててるって…おまえ…」

「クスクス…汐里も勃ってんじゃん」

「…あーもーっ!!……早くさっきの続き…しろよ…」

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