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美人妻は性欲旺盛っ!

第7章 実家




 週末。話があるとの事で
 ゆきくんの実家に
 お呼ばれしていた



 ゆきパパは和を愛する人で
 庭園つきの和風の邸宅が
 ゆきくんの実家だった



 気後れするくらいの豪邸…

 私はごくりと喉を鳴らす

 話の要が予想できるだけに
 若干気が重かった



「ゆきくん…私がんばるね」

「?何を?」



 勝手知ったる家という感じで
 ゆきくんはづかづか上がり
 私はそのあとに続いた



「帰ったぞ
話ってなんだよ」



 広い和室にいたのは
 ゆきくんパパ
 ゆきくんママ
 それからお義姉さんだった



「沙緒里までいるのか?
なんでいるんだよ
仕事してろよ」

「ゆきが帰るって聞いたから
わざわざ時間作ったのよ?
つれないわねぇ」



 サオリといえば
 今勢いのある売れっ子モデルだ
 雑誌にもバンバン出てる

 本名、浅葉沙緒里

 大人びた顔立ちの
 超絶美人って感じで
 周りを圧倒させる綺麗な人
 頑固で負けず嫌いで奔放で
 とても存在感のある人
 近々俳優業にも
 手を出すという噂もある



 まあ、忙しいだろう
 確実に多忙であるはず
 でも弟が帰ると聞いて
 仕事に穴を開けるほどの
 超ブラコンの姉



「あ~ら右京ちゃん
今日もびっくり冴えないくらい
かわいいわねぇ~」



 私はサオリさんに
 目の敵にされていた
 私が彼女から
 大好きな弟を奪ったからだ




「は、はい…
ご無沙汰してますサオリさん
えっと、はい…これでも
気合い入れたんですけど…えへへ」



 俯いて頬をかく
 この人の美貌に比べたら
 私はコンビニ弁当だ

 卑屈になる弟嫁を見て
 サオリさんはせせら笑う



 ゆきくんはその姉の前で
 私の唇にぶちゅっと唇を重ね
 いきなり熱烈キスを見せつけた

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