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美人妻は性欲旺盛っ!

第7章 実家





 私は固まった



「帰るか右京
もう用は済んだしな
約一名うぜーし」

「ちょっと待ちなさい!
あんた両親に
挨拶もしないで帰るわけ!?
つーかうざいって私のコト!?
しっんじらんない!
私はこんなに愛してるのに!」



 髪を振り乱して
 ゆきくんに詰め寄る
 サオリさんは
 なんか…かわいい



「うるせーから少し黙れよ
俺は愛してないから
俺には右京だけだから」



 やだゆきくん…



「なにキスしてんの!?
私だってキスされたいのに!」



 わっ、こっちきた!?



「す、すみません
けど私からしたわけじゃ…」

「もう一回言ってみなさい?」



 ええぇー!?



「もう相手にするな
宇宙人だから」



 ゆきくんに引っ張られて
 とりあえず座った
 ゆきくんの隣に座る

 対面にはゆきくんの
 パパさんママさんがいる

 久しく見なかった
 姉弟のやり取りを見て
 微笑ましくにこにこしている



「で、話ってなに?」

「せっかちだなぁ幸人は
そんなんじゃ右京ちゃんに
嫌われてしまうぞ?」

「うっそゆき早漏なの!?
クスッ、やだぁー言ってくれれば
私が治してあげたのにぃ~」

「うるせーぞ外野」



「もったいないよゆき?
あんなイイモノ持ってるのにさぁ」



 ………は?

 いやいや………は!?



「サオリさん!
ちょっとお話があります!」



 半ば連行するように
 彼女を部屋から連れ出していた



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