美人妻は性欲旺盛っ!
第7章 実家
サオリさんは24
ゆきくんの一個上だ
異常に若作りでもあるので
制服を着れば高校生で通る
でも美女の貫禄がありすぎる
「あの、あの
どどどど、どうして
ゆきくんの…もにょもにょ…を
知ってるんですかっ?」
近くにあった誰もいない部屋
看過できない発言だった
私はサオリさんを問い詰める
「なあに右京ちゃん嫉妬?
別に変じゃないでしょ
弟のサイズ知ってても」
「へ、変ですよ!
さ、サイズって…///」
サオリさんは私を見て
クスクスと笑った
「もちろん
ボーチョー
したほうのだけどね?」
ボーチョー…膨張!?
「そ、そんな…それって…
まさかゆきくん…と…?」
こんな綺麗な人の前で膨張!?
嫌な汗が張りついた…
「やぁだ勘ぐってるの?
あーどうしようかなー
面倒だから私の口から
言っちゃおうかな~??」
私は真っ赤なりんごになる
サオリさんは触れそうな
距離にまで唇を近づけてきて
艶めかしい吐息が
私の頬にかかる
色っぽくて形の良い唇で…
なんだか負けた気がして
目の前がうにゃっと歪んだ
「私はゆきくんを信じてます!
負けないもん!」
んっ!
ぶちゅっと
せめてもの仕返しに
サオリさんの頬にキスして
私は涙を溜めて
脱兎のごとく逃げ出した
敗者は潔く去るべしだ
「げーおーわー
キスされちゃったわ
スーパーモデルに向かって
生意気な
でもま、ふん
私よりゆきを信じる所だけは
認めてあげてもいいわ?」