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美人妻は性欲旺盛っ!

第8章 アルバイト





 ようやく解放される



「本心ってほどじゃ…
ただ最近ゆきくん忙しいし
帰りも遅くて頑張ってるのに
私だけ何もしないのはなぁって
それだけで…」



 違う…
 働きたい動悸は
 そんなんじゃなくて

 そんな高尚じゃなくて



 もっと浅ましい理由



 私は両手で顔を覆う






「お昼とか
ゆきくんが外で食べる時
会えたらなぁ、って………」






 恥ずかしかった

 こんな平気で

 ろくでもない思考する自分が



 旦那に会うためって…

 あんた、結婚してるのに

 これ以上会いたいって

 変だよ…






 口にしたら
 それが自分でもよくわかって
 穴があったら入りたかった






「わ、笑っていい?」

「ど、どうぞ…///」

「あっはっはっはっはっ!
ナニソレおもしれぇー!
あんた頭ん中どうなってんの!?
ピンクでしょ?ピンクだわ!」



 私は真っ赤になる



「あー…おもしれー…
右京おもしれー…
で、あんたの旦那の会社って
〇〇…辺りだったっけ?」

「へ?はい?あ、はい
そうですけど」

「ゴメンゴメン
笑っといてあれだけど
悪気はなくてさ
やーもーあんたがカワイーから」

「気にしてません!」



「スネないでよぅ
でさ
あたしの知人がね
喫茶店やってて
ちょうど今ひとりやめちゃって
人手探してるんだ
どう?」



 えぇー!?



「どうって…えぇー!?」

「これ住所」



 結構近っ!
 会社から歩いて…
 歩いていけるくらい近っ!
 やばい!



「人柄は保証するよ?
なんたってあたしが全く

・・・・・・・
頭の上がらない

人たちだからね
でも時給よくないよ?」



「えー!えー!
時給とか全然いいですよ!」



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