美人妻は性欲旺盛っ!
第8章 アルバイト
「いいもの持ってきた」
うぇぁ!?
璃乃さんは
手が塞がってるからって
頭にダンボール箱
乗せながら戻ってきた!
しかも机にコーヒーカップを
平気で置いていく
バランス感覚すごい!?
「サイズ合うかなぁ
これね、制服なんだけど」
「?
璃乃さんのそれが
制服じゃないんですか?」
「こんなの私服に
エプロンかけただけだよ
制服は別にちゃんとあります
私にはあまりにも似合わないから」
へー、どんなのだろ…
「これなんだけど」
ばさっと広げられる
白とピンクの色合いで
キュートでふりふり
かわいらしくて
スカートのフリルたっぷり…
へーなんか…
「か、かわいいですね
メイド服みたい」
「ね、着てみない?」
あー!あー今!
璃乃さんぜ~ったい!
売り上げ伸びるよって
顔に書いてあった!
「おしゃれなカフェには
かわいい服の店員だ
これっきゃない」
「これっきゃないってなんですか
待ってください
そりゃかわいいですけど
恥ずかしいですから!
着れません!」
「フリフリだよ?」
「璃乃さんも着るなら
私も着てもいいです?」
「私は似合わないからダメ
それに制服だから
嫌でも着てもらいます
それが右京ちゃんのお仕事だ」
「えぇー!?」
まさかこんなフリフリの服で
働く日がくるとは
思ってもみなかった
どうなるんだろう
私の明日…
大丈夫かなぁ…
その後
仕事内容の詳細や
勤務時間の希望
日数など話を煮詰めて
その日は終わった