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　え、てか
　なにムキになってんだろ



「や、でも
片倉は変わったよ
前よりずっとキレイんなった」



　へっ？///



「なに言ってんの…///」

「ホントだって
んな照れなくていいの
ぽんと受け取ってればさ
女らしくなったのは外見だけで
中身はそのままなのな」

「そんなコトないもん///
私だって成長したよっ」



　別れ方が別れ方だっただけに
　少し身構えたけど

　なんてコトはない
　同級生との昔話という感じで
　ひとつひとつの話が懐かしくて
　私たちは盛り上がった



「結婚したって聞いた
相手は…先輩？」

「…うん」

「おめでとう
会いたかったのは
どうしてもこれが言いたくて」

「あ、ありがとう///」



　その後しょうくんは
　身の上話と近況を話してくれた

　音信不通になったのは
　高卒と同時に
　両親の仕事の関係で
　外国に行ってたのだそうだ

　一年と数ヶ月
　帰国してからは猛勉強し
　皆とは二年遅れで大学に入り
　今は大学一年生らしい



「今、幸せなんだろ？」

「…………うん」



　元カレがまっすぐに
　祝ってくれるので

　私はなんだか少し申し訳なくて
　手放しで喜べなかった



「俺が言うのもなんだけど
上手くいってる？」

「少なくとも私は幸せだよ？
愛されてるし、愛してる
胸がね…あったかいよ」

「………そっか
余計な心配してごめんな」

「ふふ、しょうくんらしいね
心配してくれてありがと///」



　しょうくんは腕を伸ばして
　頭の後ろで組む



「あ～あ
あの片倉が人妻かー
時間の流れって無情だなー
はえーはえー」

「腐んないでよ」