美人妻は性欲旺盛っ!
第12章 痴漢を食う
「ゆきくん、あのね
電車で痴漢されてイかされちゃって
その痴漢のおじさんと
ラブホ行ってエッチしちゃった」
おじさんは青ざめる
しかしすぐに顔色を取り戻す
多分電話の相手が違うとか
どうせそんな風に考えたのだろう
「おじさんに代わるね?」
はい、とおじさんに渡す
おじさんは携帯と私を見比べる
「も、もしもし…」
『どうも
うちの妻が世話になったようで
どうでしたか、具合は?
エロさ、感度、技術、抱き心地
どれを取っても申し分ない
自慢の妻なのですが』
私は耳を立てて
ゆきくんの声を聞く
自慢…///
顔から湯気が出そうだった
「え、あ、いや…」
『満足いただけたなら
チップを弾んでやって下さい
自分の価値がわかってないので
受け取らないかもしれませんが』
おじさんは絶句していた
相手が本当に旦那とわかり
思考がまとまらない様子だった
敵愾心ならともかく
友好的に接せられた事で
戸惑っているのだろう
あるいは理解できないのかもしれない
妻が他の男と寝ても
それが夫と了承済みであり
受け入れられてるその異常性に