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美人妻は性欲旺盛っ!

第20章 回想







 放課後の図書室、私は耐えられなくなり藍さんに言った





 あれ、なんとかしてください





 私の勉強は藍さんに任せ、対面で突っ伏していた先輩がずっとじっとこっちを見ていた





「どうして?

ほっとけばいいよ

暇なんじゃない?」





 暇って、とある難関で有名な大学の受験を控えてる人間がそんなあるまじき態度でいいのか

 それを言うなら同じく、人の勉強を見る余裕がある藍さんも相当だ





「見られて減るものじゃないし

男の視線なんて気にしたら負けよ

それとも意識するような

いやらしい事を

もうされちゃった?」





 藍さんは冗談混じりで言ったのに私は黙ってしまった





「え?

もうしたの、H?」





「し、してません!」





「なぁんだ

じゃあなに?

キスとか?

キスしちゃったの?

え、本当に?」





 先輩は何も言わないが、私が言わなければどうせ言うだろうと思い、仕方なく小さく頷いた

 藍さんは興味津々だった





「ねぇ、どうだった?

気持ちよかった?

いやらしかった?

私はゆきちゃんのキス好き

ゆきちゃんって

自分が気持ちよくなる事しか

考えてないから

口の回りも口の中も

いっつもぐちゃぐちゃよ」





 学年10位に入る優等生の藍さんからいやらしい言葉がすらすら出る

 恥ずかしくてやなのに
 なんだか私までいやらしくなるような感覚があった





「ゆきちゃん変態なの

人の唾液を飲むし

キスってそういうものだと

思ってるし

知らず知らずのうちに

ゆきちゃんの唾液飲まされるし

嫌って言っても、変態で

口の回りが唾液でべたべたしても

すぐ舐めるし、卑猥なんだもん

すっごくいやらしいの」





 こんな話、女同士だからとかそれ以前の問題で、誰かとこういう話をする事自体おかしな感じがして、私は羞恥心から真っ赤になっていた




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