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美人妻は性欲旺盛っ!

第21章 背水







 しょうくんに別れを、関係を断ち切りに行った日



 あの日私は別れる条件を盾に拝み倒されて最後の性交をした





 なんか変だなと思ったが途中からそんなの気にならなくて、私はゆきくんに育てられた通り、確かにビデオと同じようにいやらしく振る舞い、自分が気持ちよくなるために興奮する淫乱な声をどんどん出していた





 でもまさか、それがこんな風に送られてくるなんて思わなかった





 頭の中がぐちゃぐちゃだった





 これを見たゆきくんが

 どんな想いで私にキスして

 どんな想いで抱き締めて


 どんな想いで私の胸で眠ったのか





「すっごいのねぇあなた
ちんぽハメられた途端
完全に言いなりだったじゃない
勝手に乱れて、エロい顔で

これ、元カレなんですって?
夫の顔なんて
完全に忘れてたわね

毎日毎日嫁のために
汗水垂らしてあくせく働いて
でも自分が働いてる間に
妻は元カレとしっぽりセックス

うっわえっぐいわぁ
ま、世の中大体そうなんだけどね」





「ゆきくんは…?」





「仕事行ったわよ仕事
当たり前じゃない
奥さんを食べさすためにね
どんなにつらくたって
男は仕事休んじゃいけないの

でも置き手紙の通り
ここには帰らないと思うわよ

いくらなんでも無理でしょ
見たいと思う、あなたの顔?」





 当然だ
 見たいはずがない



 それでもゆきくんは
 キスして抱き締めてくれた

 私の胸で…泣いた



 私が嫌いになったんじゃない

 本当に本当に好きだから
 ショックで仕方なかったのだ





 涙が止まらない





 私が………傷つけたんだ



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