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美人妻は性欲旺盛っ!

第26章 番外編1 若妻のえっちレベル







「私も飲む」
「もうこれしかないよ」
「ちょうだい」



 右京はゆきに寄り添う
 裸だから少し照れるけど
 ちっとも恥ずかしくない



 右京はゆきが口に含んだものを
 口移しでもらった



「おいしい…」
「そう?」



 お酒ではない
 ぽっと顔を赤くさせながら腕の中に入れてもらった

 寄りかかる
 髪をいじられる
 右京はゆきに聞いた



「なに考えてたの?」
「聞きたい?」
「うん」
「お前が帰ってこなかったらどうしようかと思った、ってのを考えてた」



 右京はちょっと黙った



「もし右京が別れたいって言い出す日がきたら…」
「そんな日はこない」



 右京は今ここにいる
 想いが通じ、ゆきの腕に抱かれる資格を取り戻した



 だからといって右京は自分のした事が許されたとは思ってない

 めでたしめでたしって
 全てが水に流れたわけじゃない



 これから右京は
 一生をかけて想いを貫く

 自分の好きと愛と幸せと
 ごめんなさいを
 ガチンコで伝えていく

 ゆきを傷つけてしまった右京がせいぜいできる事は
 許しを乞う事ではなく
 好きを嘘じゃないと伝える事だ



「私を許しちゃだめだよ」
「いいんだって」
「はぁ?よくないよ」
「いいの
合コンとか行ってみろよ
お前一人勝ちだぞ
楽しいぞ、遊ぶのは
ちやほやされたらいい」



 右京は膝で立ち
 上からゆきの顔を見下ろす

 髪がゆきにかかる



「ご主人様が命令してくれたら
いくらでも男引っかけてくるよ?
任せて」
「なんだそれ」
「だって…
もう嫌われたくないもん
もう二度と…離れたくない
ゆきくんがよくても私がむり
寝不足で死んじゃう」



 薄闇の中
 右京はゆきにキスした



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