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美人妻は性欲旺盛っ!

第28章 番外編3 エロ妻 前編







「右京が笑ってたらそれでいいよ
お前はセクシャルも高いし
エロくてカラダもいい
俺だってセックス
頑張ってるんだけどなぁ…
本当に遺憾なんだが
悔しいけどしょうがないな

一度きりの人生なんだ
俺は俺と結婚してくれて
俺の面倒を見てくれて
笑顔を見せてくれるだけで
もう十分幸せだよ
だから右京は
別に俺に悪いと思ったり
遠慮したりしなくていいから
エッチが好きならエッチを楽しめ
スケベなエロ妻になれ
俺の時より気持ちいいからって
謝る必要なんかない
どんどん悪い事していいんだ

お前が満足してるなら
俺は悪く思ったりしないよ
嫉妬はするけど
でも惚れた女が満たされて
元気にニコニコ幸せでいたら
男はもう何もいらないだろ

あ、でも子供はだめだぞ
もし俺以外の男のだったら
さすがに別れるからな
嫌だからな俺は
俺がほしいのは俺と右京の子だ
二人の愛の結晶だ」



 右京は何も言わない
 嗚咽が僅かに聞こえた



「てかお前よく旦那に
旦那より気持ちよかったの…
なんて言えたな
ショックで立ち直れなくなるぜ?
俺だってショックで立ち直れないよ
自信なくしてしょんぼりだ
うっかりインポになりそうだ
ならねえけど
俺は右京とヤるのが幸せだし」



「ゆきくんっ!!」



 ゆきは冗談を言ったが
 冗談が通じないくらい右京は真剣でめっちゃ泣いていた



「好き!大好き!
愛してる!
すごく好き!
一生離れたくない!
ずっと一緒にいる!
愛してる!
好き、好きなの!
大好きだよ!
世界中の誰より好き!
一日中セックスしてたい!
毎日ヤりたい!
ホントに私なんかでいいの!?
うぅ…ふぇ…幸せだよぉぉ…!
もぅ…うわぁぁん…
好きだぁぁぁ…………!!」



 ぽんぽんと背中を叩く

 営業妨害になりそうだ
 ゆきは右京を抱っこした

 店に迷惑をかけた事を謝罪し
 ゆきは店をあとにした



 地下駐車場の車に戻り
 運転席で右京をあやした



 右京の顔にキスを降らせる
 泣きやむ様子はない
 むしろ勢いが増したりする



「右京、右京」
 抱きしめ、問いかける
 強い抱擁だけが返ってくる






 泣いてる時間の長さは
 右京の愛の大きさと強さかな

 そんな事をゆきは思った






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