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美人妻は性欲旺盛っ!

第4章 浅葉夫婦のHな週末 2




「右京の水着姿に
みんな見惚れてるんだよ
魅力的なカラダでえろいから。
胸は大きくて形もよく
腰からお尻のラインもいい
縮尺の悪さが胸を強調してて
欲情を煽られる
男ならこの柔らかそうなからだを
抱きしめたいって思うよ」



 エロティックに言われ
 恥ずかしくて俯く。



「右京、手を振ってあげて
ちゃんと笑顔でね」



 言われた通り
 ぎこちなく会釈して
 小さく手を振る。



 なぜか喝采が起こった。



「え、ええ???」



 ゆきくんと私は
 そのまま肩を抱きながら
 プライベートビーチのような
 作りのスペースに向かう。



 一息ついた瞬間だった。

 先ほど喝采した
 何組かのカップルが
 急に英語で話しかけてきた。

 驚いてゆきくんの腕に抱きつく。



 ゆきくんは平然と英語で
 友好的に応対している。

 な、何言ってるかわからない…

 私はもう怖くて
 ゆきくんの腕にしがみつき
 胸をぎゅうぎゅうに押しつける。



 滑らかな発音で
 ワイフ、と
 ゆきくんが言ってるのが
 私にもわかった。



 妻…?
 俺の妻です…?



 顔をあげる。

 相手の方々は

 ohー!ohー!
 lovely!cute!

 意味のわからない
 大きなリアクションで
 子供みたく、はしゃいでる。

 ゆきくんは結婚指輪を見せてる。



「右京、握手できる?」

「う、うん」



 男性も女性も関係なく
 ひとりひとりと握手する。
 先方は感激した様子で
 言葉がわからなくとも
 満面の笑顔で十分通じた。



「アリガトウ!」



 いきなり拙い日本語で言われ
 私は緊張で赤くなった顔で
 こくこく頷く。



 その人たちは握手したあと
 私に名刺を置いてった。



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