美人妻は性欲旺盛っ!
第4章 浅葉夫婦のHな週末 2
少し休んでると
見覚えのある
外国人カップルが
歩いて近づいてくる。
さっき対面にいた人たちだ。
女の人が手を振っている。
私は左右を見渡して
それが自分にらしいとわかると
恥ずかしさを覚えつつも
小さく笑って手を振り返した。
ゆきくんは
彼らと話し始めた。
私はちらっと外人さんを見る。
ふつーに目が合ってしまった。
えーと………ニコ?
外人さんたちもニコッ
すぐに視線を外した。
なんかすっごく見られてる…!?
お話は
早口に英語で喋ってて
会話の内容はわからない。
てかゆきくん
英語ぺらぺらなんだ…
もぉかっこいい!
会話はわからないし
退屈だし
私はゆきくんの腰に手を回して
背中にぴたっとくっつく。
キメの細かい肌が気持ちよくて
頬をすりすりする
早く二人っきりになりたいなぁ…
「右京」
「はい?」
「話の内容はあとで説明するけど
この人たち
どうしても右京に
受け取ってほしいんだって
どうする?」
受け取る?名刺??
深くは考えなかった。
「うん、いーよっ!」
ぴょこっと前に出て
ゆきくんの隣に並ぶ。
軽く会釈する。
ohー!
ホニャララホニャホニャ
………汗
何か言ってるけど
やっぱりわからない。
にこっと笑う。
とりあえず
もらうだけもらえばいいよね…?
そう思って手を差し出す。
「ohー!」
あれっ!?
女の人に握手された!?
fantastic、fantastic!
ぶんぶん振り回す勢いで
大袈裟に握手を交わす。
驚きのあまりこくこくと頷く。
次は男の外人さんとも
がっちり握手を交わした。
私は相当にパニクっていて
とにかく首を縦に振る。
男の外人さんは
ゆきくんとも握手を交わし
私はやたら美しい
金髪外人さんにハグされた。
胸でかっ…柔らかぃ///
最後に私の手に
紙らしきものを手渡して
歳の離れた外人カップルは
手を振りながら去っていった。