美人妻は性欲旺盛っ!
第5章 浅葉夫婦のHな週末 3
かぁ~~っと顔が赤く染まる
うつぶせでよかった…!
「そ、そですか
ちょっともう歩けないですね…」
「い、いえ違くて!
少なくとも私は
羨ましいなぁって思って…」
「え、えぇっ?
羨ましいってそんな…
あははは………は………」
気まずい沈黙が下りた。
「え、っと…
本気…ですか?」
「本気です」
清楚で美しい人に
キリッと
断言されてしまった。
「本当に羨ましくて…
なんでそんなに睦まじいのか
旦那様はかっこいい上
お二人は若くていらっしゃって
幸せオーラ全開で…
何か秘訣とかあるんですか?」
「あの、あの、聞いても
参考にならないと思いますよ?」
「お客様にすみません
わかってはいるんです
本当にすみません…
でも私…今岐路に立たされてて
カレとの仲が…その…」
か、カレ!?
「捨てられそうなんです…」
ま、マジで!?
こんな見映えがよくて
しかも稼ぎがよさそうな
儚げ美人を捨てる!?
どんなアホな男なんだ…
「し、信じられないです…
私が男なら絶対あり得ない
選択肢だと思います…
か、カレどんな人なんですか?」
「欲目を差し引いても
非常にできた人で
かっこいい男性です
年上で若手商社マンで
性格もよくて…」
な、なんか既視感が…
自分とかなり境遇が似てる
「私はもう大好きで…
仲も悪くなく、ゆくゆくは…」
「結婚ですね!」
小枝さんは小さく
はい、と答えた。
「でも…」