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私を守って!?

第2章 青井和義

ななめ前で座って本を読んでいる黒髪の女の子

話しかけてみようかな……


し、深呼吸……落ち着け自分


「あの~」

勇気を出して話しかけてみた


「なに?」

やさしげのある返事を期待してた私
現実はちがかった


「え、えっと私!佐々木彩野!ヨロシクね」


「……あんたの名前なんか知ってるから話しかけないで」


知ってるから話しかけないで……
話しかけないで……ってなんで?
名前もなんで知ってるの?……え?



「なんで知ってるの?ってか……え?」


「……」


無視ですか……

「あの~……なんで名前知ってたの?」


「……はぁ」


ため息ですかぁぁ


「今本読んでるの!みてわからない?」

キレた、え
キレた、え?



こ、ここは逃げるが勝ちだぁ

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