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喘ぎ声レッスン*SS追加中*

第10章 一つの終着点






「――ガラッ」

運悪く、あたしが入った授業は国語みたいだ。夕森先生を見て運の悪さを痛感する。

休み時間まで待とうかと思ったけれど、その授業分取り戻す時間が持った得ない。その時間、優と過ごしたい。


一瞬こちらを見るものの、無反応であってくれた事に感動する。そのまま平然と座り、授業に加わった。


夕森先生が睨んでいる気がしますが。今のあたしは彼女だから、そんな攻撃は効かない。無視してシャーペンを進めた。




授業が終わると、夕森先生に荷物運びを頼まれた。多分、嫌みを言われるのだろう。


「あの、遅刻してすみませんでした」

「え?あぁーそうね。」


遅刻の事なんてすっかり忘れてたみたいだ。多分、優の事を色々考えてたんじゃないかな。

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