
喘ぎ声レッスン*SS追加中*
第10章 一つの終着点
「おかえり、」
「ただいまー」
裏門に止まっていた車に乗り込む。あたしを遅刻させたお詫びに迎えに来てくれる事を知って、わくわくしていた。
すぐに大好きな人に会えるんだもん。嬉しいよね。
「きぃてー。夕森先生に認められちゃった!式は呼んでって言われたよっ」
あたしがそういうと、先生は少し不機嫌になった。なんでだろう?
「俺まだちゃんとプロポーズしてねぇのに。これじゃぁー梓に先越されそーだな?・・・とりあえず、両親に紹介してからでもいいか?」
「いや、催促した訳ではないからっ…なんかごめん」
あたしの発言は墓穴を掘ってしまったようだ。その証拠に、優は黙ってしまった。
