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喘ぎ声レッスン*SS追加中*

第30章 白い空気


指定されたのは、優の会社の
すぐそこの喫茶店。


優は今、亡くなったお父さんの残した会社を守るべく、仕事に励んでいるのだ。



だから、きっと忙しいだけ。

そう、忙しいだけ。


…きっとそうだ。
そうだと信じたい。


決して、あたしの家まで来るのが面倒くさいとかじゃ、ないことを信じたい。


あたしは祈るような思いで喫茶店まで走った。待ち合わせまではまだまだあるのだけれど、家に居たら不安になっちゃうから。



「伝えたいこと」

頭の中でぐるぐるまわる。

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