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喘ぎ声レッスン*SS追加中*

第32章 消去した記憶


『梓、具合でも悪いの?』


『何で返信くれないの?』



メールなんて無視すれば
いいのに、全部読んでしまった。


『何か怒ってるの?』


そんなメールが来た時には
涙が止まらなかった。




「ばか…ゆうの…ばかやろぅ…」


ああ、どうしよう。
始業式なのに。

あたらしい気持ちじゃなきゃ
ダメなのに



…涙が止まらないよ。

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