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喘ぎ声レッスン*SS追加中*

第33章 拉致




「あ…あずさッ…」


「優…どうしたの?」



優が、優じゃない。
いつも紳士で大人っぽい優が
まるで少年のように泣いている。



「…俺の事…嫌いに
ならないで…っ」

「…それは優が…」


「お願いだから…梓…っ…梓…」

「ゆ、ゆうっ落ち着いて!」



「じゃないと俺…も…っもうっ…」



まるで少年だ。


あたしもあんなに泣きそうだったのに、今は少年みたいな優が可愛すぎて、そんな涙はどこかにいってしまった。

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