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喘ぎ声レッスン*SS追加中*

第4章 すれ違う想い



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俺が資料整理をしていた時に、夕森先生は来た。

コーヒーでも入れようと立ち上がろうとした時に『ゴミありますよ』と頭に手を伸ばしてきた夕森先生。

計算なのか天然なのかそのまま転けそうになった先生を、俺は抱きかかえる形で支えた。


その時に、梓ちゃんが教室に入ってきた。


・・・悲しそうな顔をしていた。


夕森先生が出て行った後、俺は梓ちゃんの首を見て、知ってしまった。

くっきりと見えるキスマーク。


それに対して嫉妬してる自分。
・・・大人なのに情けないなぁ。


その事を聞くと、笑顔で返してくれた梓ちゃん。

そうだよね、彼氏に付けて貰ったら嬉しいよね。


時々悲しそうな顔をする梓ちゃんに、ますます惹かれていく。


彼女は知らないかもしれないけど、彼女以外に授業なんてしないし、彼女以外に意地悪はしない。

彼女以外に抱いたりしない


―――俺は彼女は、きっと運命だと思っている。

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