
喘ぎ声レッスン*SS追加中*
第4章 すれ違う想い
「魔法のくまたん、だよ?」
「ありがとう、ずっと大事にするね」
俺は受け取りお礼を言う。大切なのに、ごめんね。
「君、名前なんていうの?」
「あたし?知らない人には名前教えちゃ駄目って言われてるけど、特別に教えてあげるよ。
―――南森、梓」
その後、俺は親を説得して、10年だけ自由にさせてもらえる事になった。説得は大変だったけど、多分あのクマがあるから、頑張れた。
残された期間、俺は好きな仕事が出来る。10年経てば後を継がなければならないけれど。
俺は先生になりたいと思った。赴任してきた学校は、たまたまその子がいる学校。
・・・俺は運命かと思った。
