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喘ぎ声レッスン*SS追加中*

第5章 体も心も奪われて

「こっちって・・・」


先輩は送り迎えしてくれるから、家が近いんだと思っていた。だけどこの辺は、学校からあたしの家までと反対側の方である。


「家、遠いじゃないですか。いつも送り迎え・・・」


「だから昨日言ったじゃん。俺と一緒に、帰るの止めるの無しって」


ああ、そういう意味だったのか。


「でも、そんな毎日毎日・・・、申し訳ないです。」

「大丈夫、俺がしたいんだよ」


さらりとそう言う先輩。先生の事で頭がいっぱいのあたしには、正直もったいないと思ってしまう。


格好良くてクールな感じで、ファンもいる。

あたしが付き合えるのも奇跡みたいなのに、こんな状況なのは罪悪感でいっぱいだ。

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