テニスの王子様だよね
第3章 泊まり
~女湯~
ザパァ
朔夜『ふい~
どうしよう
無性に歌いたい…歌うか!』
朔夜『
あなたは今どこで何をしていますか?
この空の続く場所にいますか?
今まで私の心を埋めていたモノ
失って初めて気づいた
こんなにも私を支えてくれていたこと
こんなにも笑顔をくれていたこと
失ってしまった代償は とてつもなく大きすぎて取り戻そうと必死に
手を伸ばしてもがくけれど
まるで風のようにすり抜けて届きそうで届かない
孤独と絶望に胸を締め付けられ
心が壊れそうになるけれど
思い出に残るあなたの笑顔が
私をいつも励ましてくれる
もう一度あの頃に戻ろう今度は きっと大丈夫
いつもそばで笑っていよう
あなたの すぐそばで
あなたは今どこで何をしていますか?
この空の続く場所にいますか?
いつものように笑顔でいてくれますか?
今はただ それを願い続ける…』
朔夜『フフー♪
そろそろあがろ』
テンションアゲアゲな朔夜
ガラガラ
朔夜『フンフフンフ~♪』
スタスタ
「~~~!」
「~~~~~」
「~~~~?」
「~~~」
何か聞こえてくる
どうやら台所のようだ
カラッ
朔夜『ハルトー?
って皆何やってんの?』
何やら言い争いのような事をしている
朔夜の声は届かない
朔夜『もしもーし?』
幸村が気付いた
朔夜『ちょっと』
届かない、幸村は何か思い付いたようです
朔夜『ねぇってば』
届かない、幸村はニコニコ笑っている
朔夜『ねぇ?無視するなんて皆いい度胸してるね?(黒笑)』ニコッ
やっと全員気付いた
しかし
時すでに遅し
朔夜は全身から真っ黒なオーラを出し笑っている
効果音を付けるなら
〈ゴオォォォォォ〉
だろう
~~~~~~~~
ハルトが説明して
どうにか朔夜のイライラは収まった
朔夜『なる程
それで言い合いしてたのか
もう皆で運んじゃいなよ』
赤「そうっすよ!」
朔夜は有ることを思い出した
朔夜(お酒…
そうだー今日、酒飲みたかったんだよね
確か酒蔵に秘蔵の日本酒が…
ご飯の時に飲もう)
※朔夜の秘蔵の日本酒
高さ:1m・横幅:30cm
かなり旨い※