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私が担当をしている畑山竜二は超売れっ子作家だ。
年は52。端正な顔立ちは若さと品があり、スポーツが趣味で、とても50を過ぎた男には見えない。

そして…私の初めての男。
畑山と会ったのは私が20の時。畑山竜二の大ファンだった私が、夏休みを利用して畑山のサイン会に行ったのだ。そういえば横浜にあるタケルの家に泊まったんだよな…。
あの時は田舎の文学部で勉強する文学少女、処女だったよな…。

まさかそのまま畑山と飲みに行って、一晩を共にするようになろうとは。

でも、あの晩から私の人生は大きく変わったんだ。