雨の中の君へ。
第3章 彼。
「ん…金谷さん⁈」
気が付くと金谷さんが後部座席まで来て、私に覆いかぶさっている。状況把握ができない。
「…サキさん…」
「い、いやっ…」
寝ぼけていた頭がはっきりしてきた。覆いかぶさってるだけではない。胸が揉まれ、スカートには手が入っている。
「…金谷さん!やめてくださ…い」
「サキさん、あんなものを見せ付けられたら…」
カッと真っ赤になる。やっぱり見えてたんだ…
「いいんですか?奥様や外部に漏らしても…」
ずるい
…けど、私と先生が今まで誰にもばれずに逢瀬を重ねることができたのは、金谷さんのおかげに他ならない。
「あっ…」
私が抵抗を弱めた隙に手が一気に私の中に入ってきた。