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雨の中の君へ。

第4章 星。


「あーあ、ほんと一人で勝手に盛り上がるってうちの家系なの?」

そう言ってよっくんが気持ち良く寝てしまった叔母さんを寝室に運んでいった。

確かに…うちの家系はよく飲む。そして各々盛り上がるから賑やかを通り越してうるさい。

まぁそれが良いんだけど。

そして、よっくんとタケルの三人で他愛のない話をして2時前にプチ従兄妹会終了。
私は元よっくんの部屋で今は伯父さんの書斎で寝る。タケルの部屋でタケルとよっくんが寝ている。

久しぶりの天井だ。
東京に出て来たばかりの頃はよく泊まりに来ていた。みんなで囲む食卓が恋しくて。
その時はよっくんの部屋で、よっくんはやっぱり同じくタケルの部屋で寝ていた。

…もう眠たいハズなのに、目が冴えている。

ドキドキドキ…

鼓動が暗闇の中聞こえてきそうだ。

きっとコーヒーのせい…


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